IT経営センターとちぎ

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4.コミュニケーション戦略(Promotion)

~~製品の情報を顧客に伝えるため

分類 手法 具体的方法 役割(機能)
広告 発信者側の一方的な手段
マス市場へのアプローチ
TV,ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、看板 認知、情報提供、リマインド
販売促進 特定の興味、関心を持つ対象者への一方的なコミュニケーション手段 サンプル・クーポンの配布、値引き、実演販売、コンテスト 購入促進
人的販売 営業販売活動
顧客に直接対応する双方向の手段
顧客訪問、製品説明、フェアでの顧客対応 購入促進、販売サポート、市場の声の吸い上げ
パブリシティ マスコミなどの配信・報道
企業側の費用負担がない
TV,新聞、雑誌などのニュースや記事。 信頼性の高い情報として認知
口コミ

消費者同士のネットワークによる双方向のコミュニケーション

口頭、電話、電子メール、HPなどの掲示板 情報の信頼性の向上

 

メディアにはそれぞれ特性がある

媒体 利点 限界
テレビ ・視覚、聴覚などの人間の感覚に訴える
・視聴者が多い
・注目度が高い
・コストが高い
・多くの情報を伝達しにくい
ラジオ ・地域によるセグメンテーションが可能 ・視覚に訴えられない
・聴取者数が少ない
新聞 ・信頼性が高い
・地域によるセグメンテーションが可能
・雑誌と比べて読者が多い
・タイムリー
・1日で価値を失う
・回読率が低い
・紙質が悪い
雑誌 ・人口動態、ライフスタイルによるセグメンテーションが可能
・長期間価値を保つ
・回読率が高い
・色の再現性に優れる
・原稿締切から掲載までに時間がかかる
・読者が少ない
・掲載ページの指定が難しい
屋外広告 ・地域によるセグメンテーションが可能
・大きなスペースを使用できる
・再接触率が高い
・人口動態、ライフスタイルによるセグメンテーションが困難
・内容の差し替え頻度が低い
ITN ・情報量の制約が少ない
・情報の更新が容易
・1対1でも1対多でもコミュニケーションが可能
・広告効果が測定しやすい
・情報が多すぎる
・信頼性の判断が難しい

 

コミュニケーション戦略を作る上で検討すべきこと

・コミュニケーション目標→
誰に何を伝えるのか、それによって顧客にどうのような変化を起こしたいのかを明確にする。(AIDAモデル、AIDMAモデル、効果のヒエラルキーモデル、AMTULモデルなどを参考に)

・コミュニケーション・ミックス→
コミュニケーション手段の組み合わせを検討する。予算の制約のほか、製品特性、消費者の状態、ライフサイクル、自社の市場での地位などを考慮。

・コミュニケーション内容→
各コミュニケーション手法における具体的な方法論を決める。他のマーケティング・ミックスとの整合性なども考慮する。

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