次の4つの要素を組み合わせて、いかに有効にマーケティング目標を達成していくかを検討する。
1.製品戦略(Product)
2.価格戦略(Price)
3.流通戦略(Place)
4.コミュニケーション戦略(Promotion)
1.製品戦略(Product)
~~「製品」を構成する要素
製品の分類とそれぞれのマーケティングの特徴
耐久財 |
自動車、家電製品、コンピュータ、衣料品など |
人的販売、品質保証、アフターサービスなどの重要性が高い。粗利益率は高めに設定。 |
非耐久財 |
飲料、食品、電球など |
再購入の促進が大きな課題であり、店頭シェアの獲得や継続的なマス広告の重要性が高くなる。 |
サービス |
航空、運送、金融、ホテルなど |
売り手に対する信頼性の重要度が高い。リピーターを獲得すれば高い収益性が期待できる。 |
消費財 |
食品、衣料品など |
顧客が分散しているため、マス・マーケティングが中心となる。イメージなどが判断基準となる傾向。 |
生産財 |
工作機械など |
顧客(企業、公的機関など)は少数だが大規模。判断基準はコスト・パフォーマンスに厳しい。 |
最寄品 |
タバコ、洗剤、雑誌など |
消費者が特別な努力を払わずに頻繁に購入するため、多くの小売店に多く陳列してもらうことが重要。 |
買回品 |
家具、家電製品、マンションなど |
価格と品質が重要視される。消費者はいくつかの製品を比較検討したうえで購入する。 |
専門品 |
高級自動車、高級ブランド品など |
購買者はわざわざ店に出向いて指名買いする。ブランドの構築や維持を最優先にする。 |